「ティータイム」や「おやつの時間」と聞くと、ワクワクしますよね♪ 以前ラサーナ便りにて、おいしいお茶の淹れ方をご紹介しましたが、あれからも変わらずティータイムをたのしんでいます。
でも、ただ味をたのしむ、だけじゃないんです!お茶を淹れる時間から、瞑想にトライしています。
お茶と瞑想ってつながりにくいですよね。(笑)いわゆる「お茶瞑想」と呼んでいるのですが、茶葉の動きや香りに意識を向けて集中することで、雑念から解放されること。どうやら、ストレス緩和につながるんですって。
せっかくなので、お茶がもたらすリラックスタイムを、皆さんにもご紹介させてください。
茶葉の動きをじっと、しずかにたのしんで。
紅茶がお好きな方は、ジャンピングという現象をご存じかと思います。茶葉に熱湯を注ぐと、茶葉が上下に揺れるさまのことです。ジャンピングから、茶葉が落ち着くまでの一連の時間、じっと、しずかに観察するだけでプチ瞑想になるんです。
目を閉じなくても、目の前の様子に集中するだけ。雑念を感じたら、落ち着いて、茶葉の様子を眺める意識に戻る。不安に感じているときの心のザワザワと、茶葉のジャンピングの様子は近いものがあり、それが落ち着く様子を眺めることで、心も落ち着くような錯覚を受けます。
画像はホワイトティー。抽出適温が70度~80度と低いため、あまりジャンピングが起こりにくいですが、ゆっくりと底に沈みゆく様子が美しいです。
ちなみに、ジャンピングを意識するのは日本特有の文化のようで、上下の茶葉が舞うことで味や香りが均一に広がるとされています。ジャンピングを起こすためのポイントは、酸素を多く含んだ「沸騰したての湯」を使うことだそう。
大きめの茶葉がよく動くため、プーアル茶やアッサム、セイロンなど、100度で抽出するお茶が向いています。
深呼吸で、お茶の香りをゆっくり堪能。
瞑想にオススメなのは、ジャンピングだけではありません。香りをたのしむこともオススメです。
例えばホワイトティーで表現すると、茶葉をほとんど加熱しないため、干し草のような自然でやさしい香りがします。長期熟成された白茶は、蜜や花のような甘い香りがします。どちらのお茶の色も淡く透き通って美しく、香りと相まって癒されます。
いい香りだな~と意識を向けるだけで、いつの間にか雑念から逃れた自分と、ゆっくり向き合う時間になります。
お茶の香りの成分について少しだけ話すと、リラックス効果だけでなく、免疫力を高めるなど、さまざまな効果が期待できます。
ホワイトティーの香りは Lテアニンが豊富で、ストレス緩和、睡眠の質の向上や不安の軽減も。カフェインも少なめなので、あまり敏感ではない方は就寝前のリラックスタイムにもオススメです。
美味しいお茶を楽しむためには、飲むまで一定の温度を保つことが大切。二重構造で冷めにくい茶器がオススメですよ。
バスタイムも癒しの香りでリラックス。
「お茶瞑想」の話とともにご紹介したホワイトティーですが、ラサーナは、そのリラックス効果に着目し、[ホワイトティーの香り]を商品に賦香しました。
お客さまが使用することで、緊張から解き放たれる、リラックスしたバスタイムを過ごしてほしいという思いを込めています。
限定販売ではなく、2025年9月から定番で定期便としても販売を開始したことにも、理由があります。もうひとつの[アロマティックフローラルの香り]はポジティブに背中を押すようなエネルギッシュな香りに仕上げているので、反してリラックスにつながる[ホワイトティーの香り]を通年でご用意。
お客さまのコンディションや気分によって使いわけ、いつでも健やかに1日の終わりを迎えていただけたらと願ってのことです。
ちなみに、シャンプーはリニューアルするときに、リニューアル前と同じ香料を使用したとしても、他の成分の変更によって違って感じる場合があります。定番化とともに成分もリニューアルをしたのですが、「お客さまに愛される香りを変化させたくない!」という開発者の思いで、約50パターンの試作を重ねて、ようやくリニューアル前と変わらない香りに調整できました。
シャンプーのときも、香りをしっかり楽しんでいただき、ストレスから逃れる。お付き合いくださった読者の皆さんの気持ちが、少しでも軽くなりますように。